近年、日本人の名前のバリエーションが増えています。
響きの美しい日本語を活かした名前や、願いをダイレクトに表した名前。グローバル社会を見据えて、洋風の名前を付けることもあるでしょうか。
そんな名前ですが、今、古風な名前に注目が集まっています。古風な名前というと、何か古くさくてダサそう・・と思われがちですが、そんなことはありません。
響きも願いも両方兼ね備えている名前が多く、特に、戦国武将の名前には男の子にこそ付けて欲しい格好良さがあります。
そこで今回は、男の子にオススメの戦国武将の名前をご紹介したいと思います。
アンケートから見る、皆が好きな戦国武将は誰なのか!?
LINEアンケート調査によると、最も好きな戦国武将は次の通りみたいです。(LINE利用者363,339人に聞きました!最も好きな戦国武将ランキング♪)・1位:織田信長
・2位:伊達政宗
・3位:真田幸村
・4位:上杉謙信
・5位:徳川家康
1位はダントツの結果で、織田信長。
歴史上でもインパクトの強い戦国武将なので、記憶にも残りやすいのでしょう。
そのキャラクター性は、ゲームの主人公になったりするほど。頷ける結果と言っていいでしょうね。
そして2位は、イケメン武将の代表格、伊達政宗。独眼竜といえばこの名が出るほど、やはり記憶に残っているものなのでしょう。
伊達政宗もまた、ゲームキャラクターに度々取り入れられ、多くの女性ファンを虜にする武将ですよね。
3位の真田幸村もまた、多くの人に愛される武将。武士とはこうあるべきと言う、お手本のような人生を歩んだ幸村を、リスペクトする人が多いということなのでしょうね。
歴史の好きな人や大河ドラマを良く見る人は、もうお気づきかと思いますが、ランクインした武将達は、皆、大河ドラマの主人公になった人物です。
つまり、年代を問わずに愛され、かっこいいと思われる戦国武将であるということなのでしょう。
こうしたアンケートは、意外と役立つものですので、名前を付ける際の参考にもなりますね。
男の子にオススメの戦国武将の名前セレクト50
それでは早速、男の子にオススメの戦国武将の名前をご紹介していきましょう。今回は、家柄ごとにまとめてみました。上杉家
・上杉謙信(うえすぎ けんしん)・上杉景勝(うえすぎ かげかつ)(甥)
・直江兼続(なおえ かねつぐ)(家臣)
上杉家と言えば、やはり上杉謙信ですよね。謙信は、越後(現在の新潟県)の戦国大名で、正義のために戦い続けた武将と言われます。
ライバルであり敵将でもある武田信玄が、塩がなくて困っているときに、わざわざ塩を送ってあげた、という逸話は、あまりにも有名ですよね。
人に優しく正義感を持って歩んで欲しい、そんな願いを込めてみてはいかがでしょうか。
武田家
・武田信玄(たけだ しんげん)・武田勝頼(たけだ かつより)(息子)
・山本勘助(やまもと かんすけ)(家臣)
・高坂昌信(こうさか まさのぶ)(家臣)
武田信玄というと、勇猛果敢に戦国の世を渡り歩いた武人というイメージですが、実はもっときめ細かい人間のようです。
信濃国(現在の山梨県)が、一枚岩で戦国の世を辺り歩けたのは、信玄が作成した甲州法度という法律のおかげ。
大名だからと決しておごらず、領主である自分が法に背いた場合は、法の裁きをしっかりと受けると言っています。
正しいと思ったことを立派に成し遂げる心の強い子になって欲しいという願いを託すには、もってこいの武人かもしれませんね。
 
真田家
・真田幸村(さなだ ゆきむら)・真田信之(さなだ のぶゆき)(兄)
・真田昌幸(さなだ まさゆき)(父)
真田家はとにかく家族の絆が深い一族。特に幸村は、その人柄と戦略、武運で今でも人気の高い武将ですよね。
滅び行く豊臣家を最後まで見限ることなく守り抜いた武人は、後の世にまで語り継がれているとは、夢にも思っていないでしょうね。
自分の信じた道を貫き通せる人になって欲しい子に、ぜひ、オススメしたい名前です。
織田家
・織田信長(おだ のぶなが)・佐久間信盛(さくま のぶもり)(家臣)
・柴田勝家(しばた かついえ)(家臣)
織田家と言えば、やはり、絶対的な存在である織田信長は外せません。信長は、自分がこれだと思ったことは、何があってもやり遂げる力がありました。
時として、暴走することもありましたが、その行動力は目を見張るものがあります。
チャレンジ精神旺盛な子に育って欲しい、たくましく人生を歩んでいって欲しいという子に、もってこいの名前ですね。
伊達家
・伊達政宗(だて まさむね)・伊達成実(だて しげざね)(いとこ)
・片倉景綱(小十郎)(かたくらかげつな)(いとこ)
・支倉常長(はせくら つねなが)(家臣)
伊達政宗は、信長同様、自分がこれだと思ったものは、何が何でもやり遂げる力があり、どんどん領地を広げていった武将です。
家臣達との関係も良好で、特に片倉小十郎とは深い絆でむすばれています。晩年は、家臣の支倉常長をスペインに行かせ、ローマ法王と謁見させるなど海外にも目を向けています。
新しいことにチャレンジし続けて欲しい、周りの人との絆を大切にして欲しいという願いを込めた名前を考えている人にオススメですよ。
徳川家
・徳川家康(とくがわ いえやす)・徳川吉宗(とくがわ よしむね)
・徳川家光(とくがわ いえみつ)
・本田忠勝(ほんだ ただかつ)(家臣)
・酒井忠次(さかい ただつぐ)(家臣)
・井伊直政(いい なおまさ)(家臣)
徳川家康は、長く続いた戦乱の世を終わらせた人物として、高い評価を得ていますよね。
若い頃は耐え忍ぶ生活が続いていましたが、59歳にして天下人となり、その後は江戸幕府を開き、平和の世を築き上げることになります。
有能で武芸に優れた家臣も多く存在しているため、徳川家の関係者から名前を付ける場合は迷ってしまうかもしれませんね。
大きく括ると、平和を愛する子になって欲しいという願いを込めた場合に、徳川家の武将の名前は使ってみても良いのではないでしょうか。
豊臣家
・豊臣秀吉(とよとみ ひでよし)・豊臣秀頼(とよとみひでより)(息子)
・石田三成(いしだ みつなり)(家臣)
・黒田官兵衛(くろだ かんべえ)(家臣)
・竹中半兵衛(たけなか はんべえ)(家臣)
・加藤清正(かとう きよまさ)(家臣)
・福島正則(ふくしま まさのり)(家臣)
・前田利家(まえだ としいえ)(家臣)
農民の出でありながら、みるみるうちにスターダムにのし上がった豊臣秀吉。強運だけではなく、さまざまな人脈を駆使して成し遂げた天下統一でした。
人たらしと揶揄されていますが、これも立派な能力。秀吉には、人を引きつける何かがあり、自然と周りに人が集まってきたのでしょう。
他の武将とは違い、武芸に秀でていたなどの武勇伝はありませんが、それでも天下を取れたのは、力だけがすべてでは無いことを教えてくれているよう。
皆に愛される子に育って欲しい、いつまでもチャレンジ精神を忘れないで欲しいという願いに、ピッタリではないでしょうか。
その他の武将
その他、男の子の名前にオススメの武将は次の通りです。・毛利元就(もうり もとなり)
・長宗我部元親(ちょうそかべ もとちか)
・藤堂高虎(とうどう たかとら)
・斉藤達興(さいとう たつおき)
・陶晴賢(すえ はるかた)
明智光秀は、大河ドラマが決まっているので、注目度が上がってきそうな名前ですよね。頭脳明晰で紳士的だったとされる光秀の名にあやかって、名前を付けてみてはいかがでしょうか。
まだまだたくさん!こんな武将の名前もオススメです
他にも、日本にはもっと多くの名だたる武将が存在します。例えば、戦国武将たちの先駆け的な存在の「源氏」。源義朝(みなもとのよしとも)、源頼朝(みなもとのよりとも)、源義経(みなもとのよしつね)、源義仲(みのもとのよしなか)。
戦国時代の九州の覇者、薩摩藩の島津家、島津義久(しまづ よしひさ)、島津義弘(しまづよしひろ)、島津斉昭(しまづなりあきら)。
戦国時代のキリシタン大名、高山右近(たかやま うこん)。
土佐藩の戦国大名、山内一豊(やまうち かずとよ)。
どの武将にも共通して言えることは、自分の信念を持って生きてきたということ。
どんな困難にも負けない心の強さを持ち、たくましく歩んでいって欲しい。
きっと、その点は今も昔は変わることはなかったのかもしれませんね。
まとめ
今回は、男の子にオススメの戦国武将の名前をご紹介しました。いかがだったでしょうか、結構カッコイイ名前が多いと思いませんか。生きるのが大変なこの時代だからこそ、先人達の名前を使って、力強く生き抜いて欲しい。戦国武将達のカッコイイ名前を、ぜひ、プレゼントしてあげて下さいね。