色が入っている名前は昔も今も数多く、それぞれに色んな意味が込められています。
ここでは今風な名前や古風で美しい名前を、女の子の名前・男の子の名前、色の系統ごとにまとめてみました。是非参考にしてみてください。
色が入っている「女の子」の名前
赤系統
赤系統の色のイメージは、濃い赤なら情熱的で活発なイメージになり、淡い色合いの赤なら、優しくかわいらしいイメージになります。
濃い赤は、エネルギーを感じる色と言われているように、真っ先に連想されるのは太陽ではないでしょうか。
生まれてきた子が、元気にすくすく育って欲しいという願いや、行動力のある人間に育って欲しいという願いを込めて名付けることが多いようです。
一方、淡い色合いの赤は花を思わせる色が多く、品のある子に育って欲しい、誰にでも優しくできる子に育って欲しいという願いが込められているようです。
・茜(あかね)・桜(さくら)
・珊瑚(さんご) ・桃花(ももか)
・鴇羽(ときは)・紅(べに)
・美紅(みく) ・緋色(ひいろ)
・朱里(あかり)・朱香(あやか)
青系統
青系統の色のイメージは、爽やかですがすがしいイメージになります。
連想させるものとして、海や空、風や水などの自然にあるものが多いと言えます。
青系統の色の名前をつける場合、広く大きな心を持つ人になって欲しいという願いや、清い心を持ち、嘘偽りのない人生を歩んで欲しいという願いを込めて付けられることが多いようです。
冷静沈着、クールな印象は男の子に限ったことではないので、どんどん女の子の名前にも取り入れてみてはいかがでしょうか。
・藍花(あいか)・藍美(あいみ)
・碧(あおい) ・蒼子(あおこ)
・佳藍(からん)・青奈(きよな)
・紅藍(くらん)・碧希(たまき)
・碧瑠(へきる)・瑠璃香(るりか)
黄系統
黄系統の色のイメージは、いわゆるビタミンカラーで言われるように、元気なイメージを与えます。
レモンやオレンジ、ヒマワリを見ていると何だか元気になれますよね。
名前に取り入れる場合にも、すくすく元気に育って欲しいという願いや、明朗活発な子に育って欲しいという願いが込められることが多いようです。
明るい未来に向かって、笑顔の絶えない子供に育って欲しい、そんな願いを込めてつけるのもいいかもしれませんね。
・亜黄穂(あきほ)・宇黄乃(うきの)
・杏(あん) ・美柑(みかん)
・胡桃(くるみ)・阿梨茶(ありさ)
・黄恵(きえ)・黄乃(こうの)
・茶江(さえ)・柚黄(ゆずき)
 
緑系統
緑系統のイメージは、大自然を感じさせるような雄大なイメージ。平和を象徴する色とされるため、安心感やリラックス感をイメージさせる色とも言えます。
争いごとを好まず心穏やかに育って欲しいという願いや、のびのびと育って欲しいという願い、人に安らぎを与えられる優しい子に育って欲しいという願いが込められているようです。
・翠(あきら)・千草(ちぐさ)
・常磐(ときわ)・若菜(わかな)
・若葉(わかば)・美緑(みのり)
・緑夏(りっか)・翠々夏(すずか)
・翠乃(りの) ・碧波(みなみ)
その他の系統
その他に、女の子の名前で使われる色の系統として白系統があります。
白系統は、純真無垢といった言葉からも分かるように、人に清潔感を与えます。
軽やかなイメージも与えるので、好感を持たれやすい一面も。
清楚な子に育って欲しい、正直に素直にまっすぐに人生を歩んで欲しいという願いが込められた名前が多く見受けられます。
・白帆(あきほ)・白香(きよか)
・白花(しろは)・眞白(ましろ)
・白亜(はくあ)・奈白(なしろ)
・白音(はくね)・咲白(さしろ)
・白穂(しほ) ・深白(みしろ)
色が入っている「男の子」の名前
赤系統
赤系統には、情熱的で活発なイメージの濃い赤、優しく柔らかなイメージの淡い赤があります。
エネルギッシュに人生を歩んで欲しい、どんなことにも挑戦するチャレンジ精神を持って欲しいなどの願いから、濃い赤を連想しがちですが、男の子にも淡い赤の名前はアリ。
優しさ溢れる男の子になって欲しい、上品に育って欲しいなどの願いを込めたい場合は、ぜひ、選んであげて下さいね。
・朱樹(あかき)・朱馬(しゅうま)
・朱凰(すおう)・紅憂斗(くうと)
・紅羽(くれは)・紅太郎(こうたろう)
・明桜生(あおい)・桜輝(おうき)
・桜珠(おうじゅ)・桜空(さく)
青系統
青系統は、爽やかでクールなイメージを与え、透明感を感じさせます。
女の子の名前同様、水や空、海などの自然のもののほか、宇宙など天文分野のものも連想されますよね。
広い心を持って育って欲しい、深い愛情を持った子に育って欲しいなどの願いを込めて名付けることが多いようです。
・蒼(あおい)・蒼仁(あおひと)
・蒼一朗(そういちろう)・藍斗(あいと)
・碧詩(あおし)・碧悠(あおはる)
・碧葉(あおば)・碧真(あおま)
・一青(いお)・海青(みはる)
黄系統
黄系統は、健康的で楽しいイメージを与える色で、明るく活発な印象を与えます。
少し元気が欲しいときは、黄色のものを見たり身につけたりすると、活力が湧いてくることはないでしょうか。
行動力のある人になって欲しい、明るく活発な子に育って欲しいなど、黄色から連想されるイメージで名前に取り入れることが多いようです。
・黄稀(おうき)・黄河(こうが)
・了茶(あらた)・茶佑(さすけ)
・綾橙(あやと)・瑛橙(えいと)
・橙吾(とあ) ・橙星(とうせい)
・橙李(とうり)・悠橙(ゆうと)
 
緑系統
緑系統は、大らかで包容力を感じさせるイメージを与えます。
木々の色や草花の色など自然を連想させ、穏やかに人を和ませる力があります。
健やかにのびのびと育って欲し、誰からも愛される存在になって欲しいなどの願いを込めて付けられることが多いようです。
緑色は、平和を連想させる色なので、その点も名前に取り入れると、より深みのある名前になるかもしれませんね。
・翠臣(あきおみ)・翠杜(あきと)
・燈翠(ひすい)・将翠(まさあき)
・智翠(ちあき)・碧太(あおた)
・碧樹(たまき)・晴翠(はるあき)
・陽翠(ようすい)・碧偉(あおい)
その他の系統
その他の系統として、男の名前には白系統、金系統、銀系統などがあります。
白系統はスッキリとしたイメージ、金系統はゴージャスなイメージに、銀系統は洗練されたイメージを与えます。
銀系統は、力強いイメージを与えることもできるので、男の子の名前には最適と言えるかもしれません。
白系統ならば素直で正直な人になって欲しいという願いを、金系統ならば世界で大きな成功を収める人になって欲しいという願いを込めることが多いようです。
銀系統に込める願いは、意思を強く持てる男の子に育って欲しい、上品に育って欲しいなどがあります。
・白(はく)・白輝(あきてる)
・虎白(こはく)・銀聖(かねまさ)
・銀河(ぎんが)・銀太(ぎんた)
・銀斗(ぎんと)・金史郎(きんしろう)
・金亮(きんすけ)・金吾(きんご)
和色を使った名前
色と言えば、日本から古くから使われている色、伝統色があります。
「和色」とも呼ばれ、最近では古風な名前に取り入れるパパやママが多いようです。
例えば、今回ご紹介した茜(あかね)や藍(あい)は、古くから日本人が好んで使用してきた色。
葵(あおい)も碧(みどり)もまた、伝統色と言われる和色になります。
紫苑(しおん)は、音の響きだけで聞くと洋風な感じがしますが、実はキク科シオン属の多年草で、れっきとした和色。
青みを帯びた薄紫色で、とても美しい色をしています。
可憐な小さな花を咲かせ、平安の時代から人々に長く愛されてきました。
和色には上品さや優雅さ、奥ゆかしさがあり、日本の四季や風土を感じさせるものが多くあります。
色の入った名前を検討中の人は、ぜひ、和色もリストに入れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、色の入った名前100選をご紹介してきました。色は、誰もが想像しやすく、名前の主の人となりを想像しやすいというメリットがあります。
皆から愛され、本人が胸を張ってこれからの人生を歩んでいけるように、素敵な名前を付けてあげて下さいね。